ブラジルでクリーンビューティーへの知名度が上がっているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが5日リリースした調査によると、ラジル人の大多数は「クリーンビューティー」とは何かを知っており、16%だけがこの用語を知らないと主張した。同社は、パンデミックを経験したブラジル消費者にとって健康と安全は最重要課題でパーソナルケア製品の購入選択において、クリーンビューティー製品への関心が今後一層高まると予測している。

同社の調査では、特に若い男性の間でクリーンビューティーへの認識が高い結果が出た。25〜34歳の男性の4分の1(26%)は、クリーンビューティーを科学に裏打ちされたものと定義しており、 25〜34歳の男性の44%は、ブランドがマーケティング戦略として倫理的または持続可能な製品をクリーンビューティーと主張することに賛同している。10人に3人(29%)は、科学者が開発した美容およびパーソナルケア製品により多く投資することをいとわないと述べている。同じ年齢層の女性では19%がクリーンビューティーに投資すると回答。

子供のいる世帯層と子供がいない世帯層の比較調査では、家庭に3歳以下の子供がいる人の64%が、子供がいない人の49%と比較してクリーンなヘアケア製品を購入すると回答した。3歳未満の子供の親の4分の3(76%)が、子供向けの製品/サービスを選択する際の最も重要な属性として「安全証明書」を挙げており、透明性のあるブランドの製品への関心が高まっている。

ペットを飼っている人と飼っていない人との比較調査では、動物実験の有無についての関心度に差異が大きく出た。ペットを飼っているブラジル人の3分の1以上(36%)が、ペットを飼っていない人の27%と比較して、クリーンな美容製品の特徴として「動物虐待なし」を挙げている。さらに、ペットの飼い主の5人に2人(39%)が、クリーンな美容製品を購入する理由の1つは、動物愛護のブランドをサポートするためとしている。