ミンテルのグローバルビューティーエキスパートチームは、消費者の新しいニーズに応える新製品の発売を追跡しています。今月は、エイジングのサインに働きかけ、なめらかな肌をつくる製品にスポットを当てます。

ブリス ディサピアリング アクト 毛穴縮小・ぼかし美容液

地球に優しく、ヴィーガン処方を掲げており、顔色だけでなく、環境や動物への関心の高まりに対応した美容液です。ミンテルにおける米国のカラーコスメティックに関する調査によると、パンデミックの終息に伴い、環境問題や倫理問題が再び注目を集めていることから、半数以上の消費者が化粧品への支出を減らし、肌をなめらかにする製品を重視しています。 

ミンテルの調査によると、今後、消費者は心身のウェルネスを向上させる、環境に配慮したスキンケア製品を試すことに、ますます前向きになると予測しています。

ミンテルのフェイシャル・スキンケアに関する調査によると、米国の消費者の約半数が、肌をよりなめらかに見せるためにスキンケア製品を使用していることがわかっています。中国の消費者の約半数が、より環境に配慮したビューティ/グルーミング製品に選択をシフトしています。

– サイモン・ピットマン ミンテル グローバルビューティスペシャリスト

資生堂 バイオパフォーマンス セカンドスキン

資生堂バイオパフォーマンスセカンドスキンは、「セカンドスキン」テクノロジーを用いて、目の下にあらわれがちなエイジングサインを目立ちにくくします。3Dフィックステクノロジーを採用し、目の下のエイジングサインを瞬時に隠すことができるのが魅力としています。あぶらとり紙、アプリケーター、2種類の目元用美容液のセットです。 2つの美容液層が、肌の上に薄く柔軟な膜を作り、コンプレッション効果を発揮します。

2018年、資生堂はオリボ・ラボラトリーズを買収し、通気性があり、ほとんど見えない人工皮膚を作る特許技術「XPLセカンドスキン」を取得しました。

この製品は、手術をせずともエイジングの兆候を和らげる方法を探している消費者にアピールすることができます。ミンテルが行った35箇所での市場消費者調査(2021年3月)によると、日本の消費者の10人に1人強が、自分の外見のために整形手術を受けてもよいと考えていることがわかりました。 テクノロジーがいかにバランスのとれた新しい方法を提供し、斬新なソリューションで消費者を惹きつけることができるかについて語ったミンテルによる2019年BPCトレンド「Beauty with a Brain」とも辻褄があっています。

– 長谷川 伶子  ミンテル シニアビューティパーソナルケアアナリスト

サマーフライデーズ ヘブンリーシックスティーン オールインワン・フェイスオイル

サマーフライデーズのヘブンリーシックスティーン・オールインワン・フェイスオイルの「オールインワン」は、消費者の「スキンミニマリズム」への関心の高まりに合わせたもので1つのスキンケアステップに様々な効果が詰め込まれています。シーバックソーン、サチャインチ、ツバキ、ブラックカラントのオイルは、肌をふっくらとさせ、小じわを目立ちにくくする効果がありますアミノ酸と抗酸化物質のブレンドが、肌の自然な水分バリアを強化し、活性酸素によるダメージから守ります。

ミンテルが行ったフェイシャルスキンケアに関する調査によると、消費者は複雑ステップのスキンケアよりも、よりシンプルで無駄のないアプローチを好んでいることがわかりました。 スキンケアユーザーの約半数が多目的に使うことのできるフェイシャルスキンケア製品の使用に興味を持ち、5人に2人がいくつもの段階を踏まなければならないルーティーンでのスキンケアは無駄が多いと考えています。

– アナ・ケラー ミンテル グローバルビューティアナリスト