世界のZ世代は今、アイスコーヒーに熱い視線を注いでいます。優れた味、アレンジの汎用性、外食サービスにおける力強い魅力でZ世代を魅了するアイスコーヒーは今、まさに「ホット」な存在となっています。

アイスコーヒーブランドは味の魅力を向上させ、外食サービスからヒントを得た手頃な価格の製品を提案することで、消費者とのエンゲージメントをさらに高めることができるでしょう。

 

抽出方法とフレーバーを結びつける

タイでは、Z世代のコーヒー消費者の68%が「コーヒー製品を選ぶ際にフレーバーは重要」だと回答している一方、抽出方法が重要だと回答する割合はわずか5分の1にとどまっています。

アイスコーヒーブランドは、抽出方法がコーヒーの味をどのように左右するかを消費者に伝えていくことで、フレーバーを差別化できるでしょう。

コールドブリューは新製品の名称でも「優れた味」をアピールする際に使用されることが多い抽出方法であることから、ブランドは同カテゴリーからヒントを得ることができるでしょう。こうしたトレンドは、味の美味しさと結びつく抽出方法に対してZ世代のコーヒー消費者が慣れ親しむきっかけになっています。

カナダで発売されたStök Cold Brew Un-Sweet Black Coffee Beverageは、ホットブリューでは豆のフレーバーが強引に抽出されるのに対し、コールドブリューでは低温でじっくりと10時間かけて抽出されるため、「滑らかで大胆、かつユニークなSTÖKness」が味わえるとアピールしています。

 

Stök Cold Brew Un-Sweet Black Coffee Beverage(アメリカ);出典:Mintel GNPD

 

「外食サービス風」で自宅でのアイスコーヒーに価値をつける

アメリカではZ世代のコーヒー消費者の37%が「コールドブリューコーヒーメーカーを持っていないが、購入に関心がある」と回答している一方、アメリカのコーヒー消費者全体では28%となっています。

Z世代のコールドブリューコーヒーメーカーの購入を妨げている要因の一つとして、自由に使えるお金が比較的少ないことが考えられます。ブランドはより手頃な価格の選択肢として、外食サービスからヒントを得たインスタントアイスコーヒーを提案できるでしょう。

アメリカではMaxwell Houseが「独自の冷却攪拌フォーム技術」を採用したIced Latte with Foamコーヒーミックスシリーズを新発売し、「カフェ専用のマシーンを使うことなく、濃厚でクリーミーな風味豊かなコーヒー」を実現しています。

外食サービスで販売されるコーヒーの味や食感を再現した製品は、外食サービスよりも低価格で消費者に「ご褒美体験」を届けることができるでしょう。アメリカのZ世代のコーヒー消費者の35%は「コーヒーが値上がりしたらコーヒーショップやレストランから注文するのではなく、自宅でコーヒーを淹れる」と回答しています。

 

Maxwell House Caramel Iced Latte with Foam(アメリカ);出典:Mintel GNPD

 

Maxwell House Caramel Iced Latte with Foamは「2024 MINTEL’S MOST INNOVATIVE(ミンテルが選ぶ最も革新的な新商品)」のノンアルコール飲料部門を受賞しています。ぜひ資料をダウンロードして、詳細をご覧ください。

詳細はこちら:https://japan.mintel.com/innovation-in-food-drink

 

ミンテルとともに未来を見据える

Z世代の消費者はフレーバーを軸にコーヒーを購入している一方、抽出方法に関してはそれほど重視していません。ブランドは、マーケティングを通じて抽出方法がアイスコーヒーの味にどう影響するのかを伝えていくことで、このギャップを埋める必要があります。

外食サービスからヒントを得たコーヒーのフォーマット、特に冷水/牛乳を使って自宅で作ることができる製品をうまく活用すれば、経済的に余裕のないZ世代をサポートすることができるでしょう。

ミンテルの幅広いコーヒー市場調査を活用して、消費者行動の最新トレンドをいち早く把握しましょう。

 

【Z世代の食習慣についてご興味のある方、必見】

ミンテルアナリストが行ったZ世代の食習慣に関する講演資料をダウンロードしていただけます。

詳細はこちら:https://japan.mintel.com/comparison-of-global-and-japans-eating-habits-for-gen-z

 

<概要>

世界人口の1/4を占めるZ世代(1997年~2010年生まれ)は、2030年までに総収入が3,300億ドルに達すると予想されています。彼らはどんな食習慣を持ち、企業はそれにどう対応できるでしょうか。本講演ではZ世代における次の3つのテーマを取り上げます。

  1. 健康とご褒美の考え方
  2. エコ意識よりもエコ無関心
  3. 正式な着席型の食事よりも雑多な間食を好む傾向。

 

講演者:Jonny Forsyth(ジョニー・フォーサイス)ミンテル フード&ドリンク ディレクター

<略歴>

15年以上の業界経験を有し、世界の大手食品・飲料企業に対し、最新の消費者動向や市場動向に関するアドバイスを行っている。以前は世界最大のビール会社、AB InBev社に勤務。現在は食品・飲料分野のアナリストとして、Z世代やメタバースが食品・飲料業界の将来にとって何を意味するかなど、「大局的な」視点に立った先駆的なレポートの作成に注力している。