消費者が何を、なぜ求めているのかを探るエキスパートであるMintelは、「2022年世界の消費者動向」を発表しました。その消費者行動が、食品・飲料・フードサービスに与える影響、その分析やインサイト、ご提案を含む食品・飲料トレンドを発表しました。

コントロール

不確実性の高い時代、消費者は自分の生活をコントロールしているという感覚を求めています。2022年、消費者は、健康・環境・倫理的なコミットメントに関する信頼性と測定可能な進捗に関心を寄せていきます。

食品・飲料・フードサービスのブランドは、消費者が自分自身の健康とプラネタリーヘルス(地球全体の健康)の両方を守るために、自信を持って意思決定できるようにサポートすることができます。ブランドは責任を持って行動すると同時に、消費者をうまく巻き込んでいく必要があります。

あらゆる場面で楽しさと遊び心を

Mintel 消費者動向によると、消費者はパンデミックやその他の地域的・世界的な出来事による不安やストレスの中で、楽しいひと時を過ごすことを求めています。今後消費者は、日常的な製品や行動の中にある幸せや楽しみ、遊び心を発見する機会を改めて認識するようになります。

数年後には、消費者はバランスの取れたオンラインとオフラインの生活を一層必要としていくでしょう。一方で、マインドフルなエンターテイメントや喜びを求めて、現実世界でのゆっくりとしたペースの活動に目を向ける消費者も出てくると考えられます。

フレキシブルな空間

パンデミックによって実証された空間の多機能的な使い方は、今後ブランドが空間を創造的に活用できる可能性を示しています。

小売業者、レストラン、ブランドは、物理的・デジタルな空間における利便性と機能性を再構築し、対面とオンラインの両方で消費者が繋がることができます。消費者が食事や買い物をするだけでなく、時間を過ごしたり、自己表現をしたり、新しい人と出会うといった、有意義で多機能な空間を創造していくことになります。