ご存知でしたか?

昨今、生搾りのココナッツミルクの人気の高まりを受け、ココナッツそのものやココナッツの成分を材料に活用した新商品が世界中で登場しています。例えば、ケトダイエットに則り、低糖質な焼き菓子を製造するのに、小麦粉の代わりにココナッツ粉が選ばれています。 

また、植物性のヨーグルトにココナッツを原料として使用することで、滑らかでしっかりとした食感を実現できるだけではなく、他の植物由来の原料よりも風味が豊かになるのが特長です。

植物性乳製品に関する中国の消費者調査では、ココナッツを用いた製品は「おいしさ」と「自然さ」を両立したオプションであると評価されています。

 

Mintel GNPD(世界新製品情報データベース)に掲載された新商品

ココナッツを用いた食品・飲料の新製品は2013年から2014年の間に目覚しく増加しており、「クッキー / ビスケット」(13.3%), 「温めずに食べるシリアル」 (9.0%) 「スナックバー / シリアルバー / エネルギーバー」 (7.4%)という内訳となっています。

世界的にこの5年で成長率の高かった商品分野は「植物性」 (+559.0%)パーム油不使用 (+176.0%)低糖質 / 糖質0 (+146.3%)となっています。

 

Mintel GNPDに掲載された新商品の概要

パック入りコーヒー

Mary’s Dream RTD ローココナッツラテ

ココナッツミルク、ココナッツウォーター、そしてアラビカ種のコーヒーを100%使用しています。植物性である点と乳成分を一切使用していない点を強みとしています。ほのかな甘みはココナッツ由来のもので、砂糖は4%しか使用していません。 (ドイツ)

焼き菓子

Super Zero ミニクッキー

糖質を37%カットし、1食あたりのカロリーはわずか53kcalです。小麦粉の代わりにアーモンド粉とココナッツ粉を使用しています。 (中国)

植物性ヨーグルト

The Collective プラントベース グリークスタイルヨーグルト 

オーツミルク、ココナッツミルク、ライスミルクを原料に、リッチで滑らかな食感を実現しています。(イギリス)

アイスクリーム

Denada キャラメルチョコレートアイスクリームCaramel Chocolate Ice cream

1食あたり127kcalと低く低糖質で、ココナッツクリームが使用されています。 (オーストラリア)